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ビワイチ名物ピザ屋ファンタジスタの「今を翔ける」日記

色々なスポーツサイクルに乗ったりピザ焼いたり。

アカデミー

2週間のU19サイクリングアカデミーが終わりりくは帰国したようだ。ようだ・・・(笑)


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隊列先頭を引くリク (photo Team Eurasia IRC)

GDR Meteor, Gokiso, IRC Tire


ベルギーの TEAM EURASIA IRCには大変お世話になりました。


 日本から少しチャットで状況を聞いたりしたが口は挟まなかった。橋川監督にすべて託した。このチームの設立目標は「ヨーロッパで通用する強い日本人選手を育成すること」チームにはチームの意図がある。プロにはプロのやり方がある。

 モータースポーツ界のプロメカニックやエンジニア、ほかスポーツのコーチ、大学受験のプロからもよく聞いたのだが、「似非コーチの真似事をする親の子ほど伸びない」というのがある。「船頭多くして船山に登る」だ。

 僕が見ていてリクは足りない点が多々ある。まずはハンドリング、荒れた路面、独走力、それに一番致命的なのが積極的にレースを動かすエキセントリックなまでの攻撃力。登りは速いのだがワンウェイで山頂ゴールのレースはかなり上のカテゴリーに行かないとそうそうない。後ろにいれば分断が起きる。だから美山ロードレースでやるような「平坦をヒラヒラ付いて行って登りで前へ」というような日本人が好きな「仲良しレースごっこ」はできない。一瞬で分断されてレースから降ろされるだろう。

 おそらくベルギーではプロのコーチが選手各人の特性に気づいて様々な課題を出したのではないかと思う。アタック、逃げ、ブリッジ、追走、カウンターアタック、めまぐるしく変わる状況、速いレース展開、狭い車間、STRAVAのデータを見ても周りはとんでもなく速い。

 完走だけ目指せばそこそこのリザルトは出ただろうが、リザルトを出すための渡欧ではなく修行なのだ。高体連のリクのレースを見て「受け身でレース下手」と思っていたのだが、「アタックしてレースを動かす、果敢に追走に出る」など、むしろ自分がさせたいと思うことを今回してもらったので、「Riku Takiyama DNF」を見るたびに「それでOK」と思った。いわば「ホームランを打つ前の三振」である。先頭に出て隊列を縦長にしたり、アタックを掛けたり、逃げに加わったり、単独ブリッジしたり、このことは実力・脚質から言えば大変だっただろうが、脚質以前にもう2段階上のレベルで走らねばならない。

 ラストレースは様々な仕事をして完走できたようだ。先頭で走る姿はなかなか貴重だ。この合宿で一段の成長があるだろう。

 平常時心拍40台、遅筋型、有酸素系の選手は遅咲きだ。おそらく30代半ばくらいがリクのアスリートとしてのピークなので目先の結果にとらわれずに、食事で体組成を緩やかに変えトレーニングでじっくりと良い筋肉を作っていくことをあと15年位は地道にやることだ。

 日本にはJPTにならないと純粋な意味でのレーシングチームがない。「レースやらせてください」と門をたたくような、モータースポーツの世界にいるレースだけで食ってるプロのレース屋がいない。TEAM EURASIA IRCのようにU23, U19, U17の若い選手を鍛える訓練所はベルギーなどにはたくさんある。例えばヨハン・ムセウアカデミーなど。

 ユーラシア橋川さん、エカーズ浅田さん、福島さん等が若手育成をしているようなことはショップ付属のチームとは別次元だ。そういった組織が増えれば、別府選手、新城選手につづく日本人がフランス人やベルギー人のようにグランツールでたくさん活躍する日が来るだろう。

 日本にはスティーブ・ジョブズのような紙一重が必要だ。





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