FC2ブログ

ビワイチ名物ピザ屋ファンタジスタの「今を翔ける」日記

色々なスポーツサイクルに乗ったりピザ焼いたり。

クライマー

manami_20160213044920da0.png


 クライマーというのは素質だと思う。筋肉が傷つき、骨が軋み、息が細くなっても重力加速度の魅力にとりつかれて上へ上へと行きたくなる欲求が抑えられない、生命の定義を確かめようとする行為、とても孤独な世界、それを愛するような人それがある種のギフトだとしたらクライマーの素質はそれだろう。





 単純なことのくりかえし、例えば封筒の封を1000こ閉じ続けたときにとても楽しかった。Pizzaを毎日作って食べているととても満足感が高く、毎日ネコの世話をしていると達成感がある。毎日登っているとそのうち早くなる、それだけのこと。ひとつひとつはとても単純なこと、ペダリングとはそういうものだと思う。それが複雑に組み合わさったときに意味が出てくる。複雑に組み合わせ直して登るのがクライマー、坂は数式でいっぱい、とても美しい。


 プロセスが大事、20万のホイールをつければ今日1分早くなるがその1分はその後に10分失うに等しい。だって自分がどういう風に早くなったかがわからないから。


 大事なのは「る」がつくところ、ペダル、ハンドル、サドル、その3つでつながっていて、地面に繋がっているのは人差し指の第一関節分がふたつだけ、それだけで地面に繋がっている。入り口はペダル、出口はタイヤ、だから、10万のホイールを買うならまず3万のシューズを3種類買ったほうが面白い。


 努力に対する結果をすぐに望んではいけない。気の遠くなる程積み上げては壊しているとその努力の搾りかすや抜け殻がダムのように溜まっていく。それがいつか重みで突然決壊するときがある。そんなときには突然変異みたいに6分も早く登れたりする。そのときは肩甲骨の間から美しいクライマーの羽が出てきたって思えば良い。それもこれもすべて坂に挑み続けたプロセスがあるからです。


 細部にこだわること、とても細かいことを違った方向から見続けているととても当たり前なのに無視され続けてきたことに出会うことがある。そういうことをその瞬間に試す勇気を持っている人はすごいと思う。


 途方もないほど長い間やりつづけること、例えば、まず80歳までヒルクライムを日課にして健康でありづける、それが一番確実に一番になる方法かもしれない。こんな風に長いスパンで考えるととんでもない世界に行き着くかもしれない。


 ヒルクライムというのは友達のようなもので楽な時にはどうにでもなるけれども、本当に苦しいときに本当に好きになれるかにかかっていると思う。そういう意味では坂と友達になったり、坂に対する恋愛感情みたいなものだと思う。クライマーはだいたいいつも坂に片思いしていて思いは届かないので、だからいつも悲しそうな顔をして登っているのかもしれない。


 もう積めないってところまで来たのはは小さな土台にピラミッドを建てたから。そう気付いたら自分を壊す勇気、捨てて少し大きめの土台でやり直すチャンスを持ちたい。歪に積み上げることより綺麗さっぱり壊してやり直す方が良いピラミッドができると思う。

 明日は1センチでも前へ。そう思わなくなったら登るのはやめます。




自転車ブログ ロードバイク
自転車ブログ 親子サイクリスト
にほんブログ村



にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村



0 Comments

Add your comment