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ビワイチ名物ピザ屋ファンタジスタの「今を翔ける」日記

色々なスポーツサイクルに乗ったりピザ焼いたり。

落差


正月実家で中トロを食べた。卸売市場まで買いに行ったといううんちくを聞いてから食べたが、「まあ、それならおいしいかな。」という程度だった。おいしいのはおいしい。だが、それが京都の料亭で出されたらものすごい値段になるかどうかははっきり言ってわからない。いきなり凄いものを出されて味を絶対的に評価できる人は極稀にしかいない。普通は普段その人が食すものの記憶との相対比較にしか過ぎない。しかもその記憶というものは簡単に書き換えられる。なぜなら味というのは単なるセンサーである舌ではなく脳で感じるものだからだ。だから、もうちょっとわかるような演出をしてほしい。例えば、まず、すごく不味い捨てるようなしなびたマグロくらいから出してほしい。「どや、不味いやろ、吐きそうやろ~?下水の臭いがするやろ?」と。その後、ちょっと腐りかけのマグロ、「ちょい、匂うけど大丈夫やろ?賞味期限は切れとるけど、消費期限は大丈夫なはずや」「あかんか?」「あかなよ~」と。その後、普通のマグロ、その後、おいしいマグロと来て、最後に「これは卸売市場で朝買ってきた特上のやつや、祇園なら一切れで、そやな、5千円は下らんやろな。」と値打ちをこいてほしい。そうするとアホな庶民である俺は「ははあ~」と幸せをかみ締めながら頭をたれてご飯をほうばることになるのだ。感動の演出とは落差である。水戸黄門など出方を間違えばタダのジジイが切り殺される場合がある。「ひかえい~、このお方が・・・」「じゃかましい」ズラー!と斬られた。


チェーン交換:

リアの変速機を壊した某さん、あれはちゃんと動いている分には不足はない。だが、グニャグニャに曲がると修正はほぼ利かないものとあきらめたほうがよい。「あるから」と言うとフレームと新品のチェーンを持ってやってきた。「初めて」と言うから一緒にやってみた。まずは、チェーンの完全な脱脂、チェーンを作る時の油を溶剤で全部抜く。そして、組み付けさせる。初めてで不安なら一コマ長めにして練習すればよい。チェーンオイルなしで変速機の調整をする。その方がシビアにでる。合わしてもかすかに音鳴りは残る。この状態では、プレートが擦れたり、叩いたりしているのがよく分かって面白い。妥協点を見つける。ギア調整は妥協だ。ローラー台にのせ負荷をかける。使用状況からの逆算でシミュレーションすることでトラブルの芽を摘む。無負荷でいくらガチャガチャやっても、負荷をかけてチェーンが張ったり、ねじれたりすると変わる。プロは想像力でピタリと合わせる匠の技を持っているだろうが、俺はそんな自信はない。だからやってみる。やってみて合うとホッとするとともに、メカへの愛情が沸く。ちょっとおかしな世界だ。実際に走ったら、「電動でチェーン落ちした、FDあっち向いた。ブラケットが緩い。コラム引っ張ったら抜けた。」なんてトラブルも起こりえない。

さてここからが面白い。が、ちょっと書けない。いや、今日は特別に書こう。何も付いていないチェーンに、チェーンオイル・・・ではなく、メタルトリートメント剤マイクロロンの登場だ。金属表面に施工すると極限まで摩擦抵抗を低減するという謳い文句。極限域で使用するレーシングエンジンに効果がある。これは、自腹でテストした。レガシーでエンジンオイルに混ぜる。ガソリンに添加するなど。レーシングカートでもやった。カートの場合はレース時にガソリンに添加するのはレギュレーション違反なのでできない。エンジンを組むときや、組み上げたエンジンをナラシする時にテストした。データ上で変化が見られた。

これをチェーンに施工する。「自転車に効果があるのか?」と言われると非力だからこそ効果がある。モータースポーツの基本、1パワーをあげる。2伝達ロスを減らす。3転がり抵抗を減らす。もう、何度もテストしてみたけれどもこの人でもテストした。バーナーであぶる「焼肉屋的パフォーマンス」でこんがりとキツネ色に。良い子は絶対真似しちゃいけません。卸売市場のあぶり中トロ。まずは、醤油をつけないで召し上がれ!この状態でローラーを。「これは、すごいっすね。」乗り手は想像力に火が入る。

最後にやっとこさチェーンオイル=上等の醤油の登場である。仕上げにチェーンオイルとRD周りに潤滑剤をば。「なんすか、これ!無音じゃないっすか!!」実際には無音ではない。空気がある地球上で無音などありえない。これが落差芸である。「これな、登りでギア1枚変わるで。」と囁く。一緒に登って後ろから確認した。劇坂で本当にギア1枚変えてた。早かった。努力なのか、機材なのか。プラシーボなのか。これが落差芸である。

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