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ビワイチ名物ピザ屋ファンタジスタの「今を翔ける」日記

色々なスポーツサイクルに乗ったりピザ焼いたり。

年越しライド

チームの若手イケイケ企画、年越しライドに行ってきた。2キロのタイムトライアルをするという。走り納めとしてはハードなインターバル、蓋を開けてみると、ゆく年くる年、と言うより練習だった。1本目、みなストップウォッチを押して登り始めた。全くついていけず最後尾からも離される。肺に何かがつまったような、乳酸もすぐにたまってしまう。大きく離されて一人ゴール。皆、え?そんなに遅いの?というような驚きの表情をしていた。自分の感情を正直に言うと、怒り以外になにもなかった。復帰して皆と登れると楽しみにしていたが、背中すら見えず、雨の中一人登った。登れない人の気持ちが痛いほど分かった。この気持ちは大事にしないといけない。入院中、となりのベッドの二等兵、モンゴルで捕虜となり、強制労働に従事したおじいさんは、酸素をつけて、がんばるぞ!こんなことで負けてたまるか!と言ってベッドから自力で立ち上がろうとしていた。

2本目、闘志に火がつき何も考えずに食らいついていった。すぐに乳酸がきたがペースを落とすと離されるので、腰をロックしてダンシングで回した。心臓が重く苦しかったが、かまわず続けると気管が硬直して喉が裏返りそうだった。登っていると言う実感がわきはじめた。歯茎が弛み血のあじがした。胃がおかしくなり、吐き気がはじまる予感、限界でしがみついていると、先頭がアタックした。反応できない。いつもなら、頑張って付いていって結果ちぎれても爽やかな気持ちだが今日は違った。なかなかうまく言えないが、怒りしか感じない。こんな気持ちになったことがある人はいるだろうか。オレは復帰して走れること、それ以上に何の欲もまだ起こらないでいた、そんなメンタルでいたら、自転車はタイムであり、スピードが偉いのですよ。と突き放され、離れていく背中がそれを証明しようとしている。病気して感じ方がピュアになっている。アタックだとかベストタイムがどうとかどうでもいい。こっちは自転車に乗れるだけでラッキーというレベル。行くしかないと思った。腹膜炎再発しても構わない、腹筋に力を入れて思い切り踏み込んだ。ついていけないが自分の中の限界を超えて回し続けた。ゴールした。オールアウトし、吐き気が込み上げ、咳が止まらなくなった。何とか嘔吐を押さえたが視界が狭くなっている。ここまでやってはいけないが、意識が飛ぶ寸前までやれた。完全に勝った。遅いよ、でも何かを押し倒した感触があった。

皆、自分のことに精一杯で、こんなドンガメの走りを見る機会はなかっただろうが、自分の中では2013のベストな登りの一つだった。わずか二週間の入院だったが、色々な方々からいただいたものを、ちゃんと形に変えていかないといけない。

当分スピードはもどらないと分かった。だから、怒りの感情が沸き起こったのかもしれない。しばらくは大人しくリハビリライドするべきだろう。過ぎたるは及ばざるが如し、だ。
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