ジュニアロードのフィッティング
「すわるとこにな、ち○このうらがあたっていたいねん!」

それで冷静にポジションを考えてみた。

こういうポジションで登っている。登りだからという訳でもないようだ。
検討の結果3カ所変更することにした。
其の一:サドル

座骨の間を計ってみたら、8,5センチだった。

大転子の間が狭いのでクッションの部分に座るとロードバイク的なサドル高では足が降りない。
*大転子とは、骨盤内に位置する股関節、大腿骨の外側の突起した出っ張り部分を指します。

足が降りないのでこんな場所に座っていた。

コンコールライトだとどうだろう?コンコールライトは結構固い、難しいサドル。「子供だから柔らかいサドル」これは文句を言ってくる素人の親対策にはなるだろう。子供の方が体重が軽い。20kg程度と大人の30%の体重。もっと固くてよい。小学生は毎日朝から夕方まで木の椅子に座っているではないか。柔らかいサドルなどいらない。
幅が広いのも要らない。考えてみれば我々が幅25センチのサドルを装着したらどうなるだろう。

座りたい場所はこの辺りか。

シッティングポイントの水平を取るのが我が家のやり方。使わない部分は計らない。
其の二:ハンドル位置

ハンドルの落差は初心者や上級者によるのではなく、体の柔軟性に寄る。子供はグニャグニャ、首も柔らかい。落差15センチでもなんの問題もないくらい。ステムをひっくり返した。ハンドルが高すぎて登りで仰け反ってしまうのが対策されるだろう。

これで乗らせてみたらサドルは良かったがポジションはダメだった。ふと考えてトップチューブホリゾン換算を計ってみたら、450mmもあった。身長130cmで胴体がまだ伸びていない子供体型には、350mmくらいで十分だと思う。
其の三:シートポスト
セットバックシートポストを反対向け前に出した。その位置で膝角度、アンクル角、パワーポイントを見た。「めっちゃのりやすくなった。」
おまけの新兵器:ペダル

これだと引き足も使えるかも。
これは親父のために買っていたのだがアキレス腱を切ったので当分は無理だろう。
テストライド:裏山1 距離 1km / 最大斜度 18% / 平均斜度 12.2%











10%前後を登ってくる勢いが変わった。すごく良い感じになった。力が入るようになって、「ビュンビュン登れるようになった」のだ。18%も夏までには登れるかな。
よく「ジュニアには10%以上の坂を登らせるな」としたり顔で言う輩がいるが、こいつらにとってはまるで関係ないようなのだ。
あとは大人のレバーより遠いクソレバーとグニャグニャのブレーキをどうするか。ブラケット位置も変えた方が良さそう。リアディレイラーも大人と同じようにディレイラーハンガーなのだがすぐに曲げてしまう。
ジュニアロードと言いながらも、工夫して作られていないのでそれなりに分かる親がセッティングし直して子供に気持ちよく乗らせてやりましょう。
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4 Comments
Ez
No title
もしかして
油圧ディスク化?(笑)
自分が子供の頃フラッシャーがついた自転車、油圧のディスクのがあったよね
Taky
No title
こんにちは、訪問ありがとうございます。
前のブログのレイアウト綺麗だったのですが重かったので変更しました。その前は普通のレイアウトだったのですがバックアップがなくて消失しています。
息子さんロードですか、「無理矢理」をそのうち感謝してくれるんじゃないですか。(笑)
子供のポジションは難しいですね、特にハンドル周りは手が小さいので難しいです。がに股なりますよね。子供はある意味天才ですからスゴイペダリングとかダンシングを編み出すかもしれませんよ。
Fukusuke
No title
はじめまして。ブログ村より参りました。
ブログの構成変わりましたね。
古い人間なのでこちらの方が見やすくて助かります。
うちも息子がロードに乗ってまして、いや無理やりのせまして(w
ポジションとか乗り方とかお互い苦労しています。
うちのは蟹股なんですよ。坂を上ると蟹股1.5倍になります。
変な癖はつけさせたくないからいろいろあーでもないこーでもないと言いたくなるのですが、あまり指摘すると乗る気をなくしてしまうし、難しいっす。
Taky
No title
ありましたね、ディスクブレーキは当時少年の憧れの的でした。ディスクブレーキの方が軽く引けるでしょうね。